お掃除の時に重曹やクエン酸などと比べると、影が薄くなってしまうアルコール(=消毒用エタノール)ですが、実はお掃除にも使えて、とっても便利なのをご存知ですか?もちろん、医療現場で使われている消毒薬なので、除菌や防カビなどの効果は高く、安全性も信頼できます。
ここではお掃除に使う時のアルコール性質や使い方についてご紹介します。
アルコールとは?
アルコールはアルコール類の総称の意味もあります。主な名前は、アルコールの他に消毒用エタノール、エチルアルコール、日本語では酒精(エタノール)などがあります。
透明で、蒸発しすぐに乾いてしまう液体です。さらに燃えやすいため、燃料にもなります。
アルコールの性質
pHは7で、中性にあたります。
消毒用エタノールと言われるように、性質としての一番の特徴は殺菌や消毒に用いられます。また、透明で、水にも油にも混ざりやすく溶剤や燃料としても活用されます。
そのため、キッチンなど油汚れを掃除するときなども役立ちます。カビ対策にも有効です。
揮発性があるので、スプレーしてもあとに残らないので、二度拭きが不要です。
アルコールの使い方のコツ
・カビが生えやすい場所の掃除
・アルコールには油の溶解作用があるので、油汚れに強い
・水分が故障の原因となる、電化製品やコンセントなどの拭き掃除
・スプレー容器に入れて保存ができるので、家のあちこちにおいておくことができる
・揮発性が高いので、水分を嫌う押し入れや畳などにも使える
(畳、じゅうたんなど水拭きできないものを清潔にしたいとき)
(押し入れやクローゼットなどの湿気を入れたくない場所の掃除とカビ予防に)
・アルコールが残ることもないので二度拭きがいらない
アルコールを使って掃除をする時は35%濃度のアルコール水にして使います。これよりも濃度が低いと効果が無くなるし、濃度が高いと家具や家電製品の塗装やコーティングを傷めてしまう可能性があるからです。原液を使ったらワックスが溶けてしまうこともあります。
水110㎖に消毒用エタノール(アルコール分80%程)90㎖を入れて、合計200㎖になるようにする。
【スプレー容器の選び方】
アルコール水は劣化しにくいので、スプレー容器で使うのが便利。ただし、溶解作用が高いためプラスチック容器を傷める可能性がある。容器を購入するときは「アルコール使用可」と記入されているものを選ぶ。また、アルコール水を作るときも、先にアルコールの原液うぃ入れると容器が痛むので、水を先に入れてから混ぜ合わせて容器に移すようにする。
アルコールを使う時のNGな事・注意点
アルコールは、ニスやワックスを塗装した家具への使用や衣類の汚れ落としなどの洗濯はむいていません。さらに広い範囲の拭き掃除もむいていません。アルコールによって、変色や材質が変わってしまう素材もあるので注意が必要です。
アルコールは引火性があるので、火のそばで使うのは危険です。また揮発性が高いので、換気をして下さい。溶解作用で、手の皮脂も奪ってしまうので、ゴム手袋が必要です。
☆ドラッグストアや薬局などで気軽に購入できるアルコール!除菌や防カビついでに、気楽にお掃除を楽しんでみて下さいね。
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