ホコリのない家はないですよね。お掃除が完璧にしてあるお宅でも、人が住んでいない家でも何故かたまっていくのが、ホコリやチリです。家の中で多い汚れがホコリなんだそうですよ。
そして、洗剤のいらない汚れでもあります。
しかしホコリも掃除をせずにほっておくと、ガンコな汚れになってしまいますし、ホコリ(ハウスダスト)のアレルギーの方にとっては大変な問題になってしまうこともあります。
今回はそんなホコリ(ハウスダスト)の掃除方法やコツを調べてみました。
そもそもホコリ(ハウスダスト)の正体とは?
ホコリ(ハウスダスト)となる物質は、主に衣類や布製の家具から出る綿ボコりです。ふわふわした繊維の間に、髪の毛や食べ物のカス、外から入ってきた粉塵や花粉、などがまじりあっています。なかには、カビやダニが繁殖していることもあります。
人が動くとホコリも付いてきますし、布団や毛布などを動かすたびにホコリがどんどん積もっていきます。また、ホコリは寝室だけでなく、トイレや浴室の脱衣所にも多く積もっています。
ホコリ(ハウスダスト)が身体に入ると、色々なアレルギー症状を引き起こしてしまうときがあります。掃除をしたときや布団を片づけたりしたときにくしゃみや鼻水が止まらなくなったなんて経験はありませんか?
くしゃみや鼻水が出たりするなど、人によって様々な症状がありますが、これはホコリ(ハウスダスト)のアレルギー症状の1つになります。
ホコリ(ハウスダスト)を放置するとどうなるか
ホコリを放置すると、雑菌の住処になって、家の臭いの原因になります。
さらに、時間が経つと室内の油汚れと交じり合って、ふわふわだったホコリがガビガビになります。こうなると「こびりついた汚れ」の状態になって、洗剤を使わないと取れないガンコな汚れに変わってしまいます。
なので、ホコリがふわふわに状態の時、モップや掃除機などで簡単に取れるうちにお掃除することが大切です。
ホコリ(ハウスダスト)掃除をする時のコツ
☆朝の起床時か帰宅したときに掃除する
ほこり(ハウスダスト)は私たちが家の中で歩いたりしているだけで空気中に舞ってしまいます。
ということは私たちが家から外出して家に誰もいないときには空気が動かないので、空中のホコリは床に落ちています。同じ様に、静かに私達が寝ている間にホコリが床に落ちてきますので、朝の起床時にはホコリが床にたまっています。なので、ホコリが床に時がほこり掃除をするときのおすすめのタイミングになります。
☆ホコリを舞い上がらせないようにする
ホコリ掃除を始める前は、エアコンや換気扇などは止めるようにし、ホコリが空気中に舞うことがないように窓は締め切りましょう。
何故なら、空気を動かしてしまうと、せっかく床に落ちたホコリがまた空気中に舞い上がってしまい、ホコリを効果的に掃除することができなくなってしまうからです。
ちなみに、舞い上がったホコリは、部屋の空気中を6時間以上もフワフワと飛んでいるので、朝掃除をしても、夕方にホコリが降り積もっているのはそのためです。
後で、窓を開けるので、はじめは換気扇やエアコンなどを止めてのお掃除が◎。
☆高い所から低い所へ掃除していくのが基本
自宅の中で高いところにあるものから掃除をしていくようにしましょう。ほこり(ハウスダスト)は高い所から下に落ちてきますので、高い所にあるものから、掃除をするようにした方が効率的に、ほこり(ハウスダスト)を除去していくことが可能です。
☆壁を掃除する
床にたまっていく、ほこりは「壁から落ちてくるほこり」が原因です。こちらは以前NHKテレビの「ためしてガッテン」という番組でも紹介されていて話題になりました。床部分だけを掃除していても、壁についたほこりが次々と落ちてくるので、床掃除の前に壁掃除から始めると効果大です。
ホコリは壁に静電気でくっついているので、壁の静電気を「除電」すれば床のホコリも自然と減ります。手軽に除電できるのが、パソコン用の静電気用ブラシやハケです。これらは「除電ブラシ」と呼ばれているものですが、ホコリをブラシに集めると同時に、静電気も除去してくれるとっても便利なものです。
または、市販の除電グッズを買わなくてもお掃除に柔軟剤を使用するだけで、ほこりを寄せ付けない「除電雑巾」を作ることができます。
まず、水に柔軟剤を入れて雑巾を浸し、その雑巾を乾かして使うだけです。
柔軟剤の分量は、それぞれの柔軟剤に指定されている分量でOKです。
浸けた雑巾は、必ず乾燥させて使って下さい。濡れたまま使用してしまうと、拭いた所が湿るので、そこにほこりが集まりやすくなってしまうからです。
除電してくれる柔軟剤に浸した雑巾で、壁や床、ドアや棚などを拭くだけで、家の中のホコリが減少しますよ。
柔軟剤は人によっては苦手な方もいるので、お試ししてから家全体に使用するようにしましょう。
☆床は掃除機をかける前に拭き掃除をする
床は、まずは、拭き掃除から始めた方が効果的です。はじめに掃除機をかけてしまうとホコリが空気中に舞い上がってしまいます。なので、掃除機でホコリを吸い取る前に、乾いた雑巾やクイックルワイパーでまず床にあるホコリやハウスダストを除去していきましょう。
雑巾やクイックルワイパーは乾いたまま床を拭くだけです。拭くときは雑巾の拭いていく面は同じ方向に進むように拭いていくがコツです。そうするとクイックルワイパーの一定方向だけにホコリが溜まっていきます。
はじめは拭き掃除から行うのがホコリを上手に掃除するコツです。
☆カーペットは掃除機を縦にかけて横にかける
カーペットが敷いてある場合は掃除機をかけるとき、まずカーペットを縦に掃除機をかけていき、そのあと、横の方向に掃除機をかけていきます。
縦横両方から掃除機をかけることで、一方向からしか取れないようなホコリも、両方向から吸い込んでいく事で効率的にホコリを吸い取ることができます。
フローリングのホコリの掃除方法
フローリングのホコリ掃除を詳しく説明します。
フローリングは、ウェットタイプのモップでは、ウィルスや菌を塗り広げてしまうので、乾いたモップ・ドライシートを使うほうがよいとされています。また正しい拭き方として、モップの先頭が常に進む方向を向くことが大切です。
そして部屋の中央から端にかけて掃除を行うことが基本です。何故ならホコリは端の隅っこの方に集まってくるからです。モップをかけていると、人が動くことでホコリも動いて舞ってしまう為、モップは体からなるべく遠ざけて掃除をするのが良いでしょう。
また、フローリングには人間の脂による汚れもあり、重曹水を床に吹きかけ、1分ほど放置しタオルに汚れを吸い付かせるように拭き取ることもコツです。
トイレのホコリ掃除
トイレの汚れといえば、便器の中に目が行きがちです。
便器の汚れの方にばかり気を取られ、床のほこりが目に付いたとしても、そこまで気にならないのかもしれません。しかし、狭い空間にトイレットペーパーの繊維やチリ、衣類についたホコリ、ドアの隙間から侵入したホコリなどが理由で、部屋の中では一番ホコリがたまりやすい場所といわれます。
トイレは、ただホコリが溜まっているだけに見えますが、実際はかなり不潔な状態ということも考えられます。普通の部屋のホコリ以上に、意識して掃除するべき場所です。
トイレのホコリ掃除は、雑菌も一緒に取り除くことが大切です。水を流した時に飛び跳ねた尿や水分がホコリに染み込み、そこで雑菌が繁殖して菌の温床になりかねない、とても不衛生な場所です。
トイレを掃除する際は、基本的には拭き掃除ですが、最近はガラスワイパーを使ってホコリを上手くとることができます。
ガラスワイパーはトイレのホコリだけでなく、他の場所のホコリとりにもOKです。ただし、トイレ用とは分けるようにしましょう。
☆トイレの掃除機がけはお勧めできません。掃除機をかけると排気が出るので、トイレ内のホコリや雑菌を舞い上がらせてしまいます。更に、扉が開いていれば他の場所にもトイレのホコリが飛んでいく可能性があるためです。
まとめ
以上、ほこりの掃除方法について調べてみました。
見落としがちな壁のホコリも意識してお掃除したいですね。また、花粉の除去にも同じく役立つことがありそうですね。
皆様のヒントになりましたら幸いです( ´∀` )。
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