お掃除をする際、「重曹」ってよく聞かれると思うんですけど、そもそもどんな意味があるのか使い方を含めて調べてみました。お掃除のとき、重曹の主な働きは大きく分けて3つあることがわかりました。
- 家の中の酸性の汚れに使える安心安全な洗剤として
- 粉のままでクレンザーのようにゴシゴシ洗える
- 発泡作用でこびり着いた汚れをはがす
などの使い方です。
重曹についてもう少し詳しく見てみましょう。
重曹とは
重曹は、「重曹」と言われる他に「炭酸水素ナトリウム」・「重炭酸ソーダ」という名前があります。簡単にいうと食塩を電気分解して、そこに二酸化炭素を入れて作っているそうです。
重曹の性質
・重曹のpHは8.2です。
・かなり弱いアルカリ性です。軽い酸性の汚れなどは中和して落とせます。油汚れスッキリなのに手に優しいのが重曹です。
・ベーキングパウダーなどの食用としても使われる重曹は、安全性が高いことが最大のメリットで環境に優しく、赤ちゃんやペットがいるお宅でも心配無用で使えるです。
・入浴剤の材料でもあり、温泉の泉質としても知られます。
・水に溶けにくいので、40度前後のお湯に溶かすことが大事です。
重曹の使い方のコツ
・1%の重曹水なら、軽い酸性汚れをさっと拭き取れて、二度拭きが不要です。
・粒子が細かく、水に溶けにくいのでクレンザーとして使えます。
・重曹水を加熱すれば、発泡作用で茶渋、焦げもすっきり落とせます。
・かなり弱いアルカリ性だから、手、肌が荒れにくい。
消臭するなら重曹水で拭きましょう。洗面台やバケツにたくさん作ってぞうきんに含ませるのがいいです。重曹水の濃度が1%より濃くても汚れがよく取れるという事はありません。むしろ渇いたときに白い粉が出てきてしまいます。
【重曹水の作り方】
40℃のお湯2ℓに対して小さじ5、カップ(200㎖)に対しては、小さじ1/2の重曹を溶かしてつくります。重曹水はその日のうちに使い切ることです。
重曹水で床やコンロの拭き掃除
重曹水に浸して絞った重曹クロス(マイクロファイバークロスがおすすめ)コンロや床などを拭くのに最適です。
1%濃度だと二度拭き不要ですが、それ以上、重曹を入れると乾いた重曹が白く浮き出てしまうこともあります。
粉のままクレンザーとして使う
重曹の粉は水に溶けないのでクレンザーとしてシンクの掃除や浴槽の掃除などに使えます。
温かいお湯が残っていると溶けることもあり、アルカリ性洗剤になるので、溶けても◎。
発泡させで焦げ付きをすっきりさせる
重曹水は加熱すると発砲する性質があります。
その性質を利用して、鍋の焦げ付きを取ることもできます。クエン酸と一緒に使うと発泡がさらに強くなるので、排水パイプの掃除に最適です。
重曹を使う時のNGな事・注意点
重曹のNGな使い方として、カチカチに固まった水垢を落とすことや、アルカリ性の臭いを消すことはできません。
漆器やプラスチックなどの柔らかい素材には、粉末のままで使用しないことです。それは傷がついてしまうこともあるからです。
畳や、アルミ製品に重曹水を使うと、色が変わってしまうおそれがあります。
以上の事に注意して使用しましょう。
重曹を購入するとき
重曹は、掃除用と食用とがあります。
食用の重曹は、キメ細かくて、不純物もあまり配合されておらず、食用は口に入れるものだから、作られる過程で、衛生面や安全基準もきちんとしています。
一方の掃除用の重曹はキメが荒くて、汚れなどが取れるように添加物が入っていることがあるようです。ネット通販もいいですが、普通にスーパーマーケットや薬局、セリアなどでも購入できます。価格もお店によっては数百円からで買いやすい値段となっています。
ちなみにこちらはセリアで税抜き100円で購入した重曹です。⇓
☆以上、重曹について調べてみました。お役に立てれば幸いです。m(__)m
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