シャチハタを毎日連続で押しても途切れないのは、内部でインクが静かに呼吸するという設計のおかげです。シヤチハタのネーム印は、本体にインクを内蔵し、微細な孔を持つゴム印面から少しずつ染み出すことで、朱肉なしでも連続して美しく押せるようにできています。
主に構成されているもの

・キャップ・外装
印面の乾燥を防ぎ、持ち運びしやすい保護部品。
・補充インクカートリッジ
交換式のインク供給部。インクが尽きたらカートリッジを交換して再使用可能。
・吸蔵体(インクタンク)
スポンジ状で多孔質。大量のインクを保持し、印面へゆっくり供給する心臓部。
・印面(ゴム製の刻印部)
微細孔を持つ耐油性ゴムで、刻まれた文字のエッジが深く鮮やかに出るよう設計されている部分。
・固定金具・機構部品
印面の位置を安定させるための金属パーツなど。
インクの流れの仕組み

・毛細管現象で一定供給
吸蔵体から印面へは、多孔質内部の微細な通り道をインクが毛細管力で移動。印面に近づくほど孔が細かくなる設計で、過不足なくインクが染み出し続けます。
・印面からの微量染み出し
紙に接した瞬間、印面に含まれた適量のインクが転写され、次の押印までの間に再び内部から補充されます。
インクの特徴

・植物油ベースでなめらか
専用補充インクは植物油を主成分とし、ムラの少ないスムーズな印影を生むよう設計されています。
・機種ごとに最適化
Xスタンパーの機種によってインクの種類(顔料系・一部は染料系)が異なり、補充時は必ず同一・専用インクを使用します。ちなみに「ネーム9」のインクはコチラ⇩
・浸透には時間が必要
カートリッジ交換や補充後、印面の細部までインクが行き渡るまで時間がかかるため、一晩置くと安定します。基本は12時間置くことが推奨されています。

耐久性とメンテナンス

・約1万回の設計
一度のインク補充(カートリッジ交換)で、1万回の押印に耐える構造。印面・吸蔵体ともにそれに見合うインク量と耐久性を持っています。
・連続押印ができる理由
インクが常に「最適量」で印面に含まれる設計のため、朱肉なしで途切れず押せます。
・お手入れの基本
乾燥防止のためキャップを確実に閉め、補充は専用インクのみ。異種インクは化学反応で固化し、通り道を詰まらせる恐れがあります。
よくある疑問
・なぜか薄い印影になる
インク不足または補充直後で印面まで浸透していない可能性。一晩置くと改善することが多いです。基本は12時間以上置くことが望ましいです。
・専用以外の市販インクの使える?
専用にインキ以外はス変えません。詰まりや固化の原因になるため、必ず機種専用インクを使ってくださいね。
以上がシャチハタのハンコの構造で仕組みになります。とっても便利なので全国的にも人気があることがわかりますね。しかも繰り返し使えて経済的です。
私も使っていますがおすすめです。新商品も出ていますので自分だけのハンコを見つけてくださいね。
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