印相体(吉相体)とは?
印相体(吉相体)は篆書体(てんしょたい)をもとに、さらに実印に相応しいように整えられた書体です。開運や縁起の良い書体として、とても人気があり、おすすめの書体です。
印相体(吉相体)は八方向へと広がっていく書体なので、末広がりで縁起が良いとされる理由はここにあります。
またハンコの丸の外枠に接している文字は、欠けにくいと言われています。
印相体(吉相体)が実印におすすめな理由とは?
◎文字が複雑ですぐには読めない
印相体(吉相体)は、そこにどんな文字が彫ってあるのか直ぐに読むことが難しいですよね。この、読めないということが、とても大事で、偽造されにくいという長所になっています。
重要な場面で使用する印鑑に対して、防犯にもなっている書体とも言えますよね。
◎欠けにくい
印相体(吉相体)は他の書体と比べると、印面の丸の外枠に対して、接点が多いので、欠けにくいという長所があります。
ハンコが欠けてしまう事柄の多くが丸の外枠の欠けになるようです。
いくら漢字が読めても、欠けた印鑑なんて縁起が悪いですよね!?
なので、欠けにくい印相体(吉相体)がおすすめというわけです。
◎縁起が良い
印相体(吉相体)が縁起が良いと言われる理由は、文字が外の枠と接していて外へ末広がりのように伸びている文字で、丸の外枠いっぱいに文字が広がっているため、他の書体と比べると大きく、伸びやかで堂々として見えますね。
大事な場面や節目で縁起を大切にする、という日本人の心情や伝統などを感じる書体となっているんですね。
印相体(吉相体)を楷書体と比べて見たら…。
同じ苗字でもかなり印象が違って見えます。
印相体の方が威厳がある感じがします。
印相体(吉相体)
⇩
楷書体
比べて見ればお分かりの通り、印鑑の書体を選ぶことは意外と重要な事だとわかります。
大切な印鑑を選ぶときは印材や書体にもこだわって、縁起のいい書体を選ぶといいですよ。
是非楽しんで印鑑をつくってみて下さい。
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