環境にやさしいお掃除！【過炭酸ナトリウム】とは？～過炭酸ナトリウムの使い方～

お掃除をする際、「過炭酸ナトリウム」を使うことがあります。そもそも「過炭酸ナトリウム」とはどんな意味があるのか使い方を含めて調べてみました。お掃除のとき「過炭酸ナトリウム」とは別名「酸素系漂白剤」ともいわれます。主な特徴と掃除方法を調べてみました。

• カビや雑菌を除菌し、消臭もできます。
• 発泡力があるので、洗濯機や排水口の汚れ落とします。
• ひどい油汚れにも効果大です。

などの使い方です。
過炭酸ナトリウムについて少し詳しく見てみましょう。

過炭酸ナトリウウムとは

名称は主に、過炭酸ナトリウム、過炭酸ソーダ、酸素系漂白剤といいます。
ｐHは、 10～11です。
炭酸ナトリウム（炭酸ソーダ）と過酸化水素を2対3で混ぜ合わせたものです。

過炭酸ナトリウムの性質

液性は弱アルカリ性です。
漬けておくだけで洗浄除菌漂白ができます。
アルカリ性が強いので、酸性の汚れを落とす力が強いです。
一般的に「酸素系漂白剤」として販売されています。酸化する力が強いので、除菌や消臭にも役立ち、洗濯の染み抜きにも活躍します。

使ったあとは酸素・水・炭酸ナトリウムに分解します。炭酸ナトリウムは食品添加物にも使われる素材で無添加なので安心して赤ちゃんの洋服などに使用できおすすめです。

塩素系漂白剤のツンとしたニオイもなく、塩素系漂白剤が使えない色柄ものにも使えます。ただし使えないものもあるので注意が必要です。

過炭酸ナトリウムの使い方のコツ

過炭酸ナトリウムの得意なこと

・食器やふきんなどの漂白
・洗濯物の除菌や匂いの除去
・排水口や洗濯機などの掃除
・ギトギトの油汚れ落とし
・鍋の焦げ付き落とし

酸素系漂白剤だけど衣類の漂白以外に大活躍ですね。
過炭酸ナトリウムを知らなくても、酸素系漂白剤と言う名前には聞き覚えがあるはずです。この2つは名称が違うだけで同じものです。
漂白剤と言う名前から衣類の漂白にしか使わないイメージがあるかもしれませんが、油汚れに強く除菌力も漂白力もある非常に優れた洗剤です。
オススメは60℃のお湯でつけ置き洗いです。

水筒や茶碗、ザルの汚れなどもきれいに落ちます。給湯器の最高温度でお湯を貯めて、換気扇や五徳などの酷い油汚れもつけ置きしておけば◎。
耐熱温度には気をつけて下さい。プラスチック製品などは特に注意が必要です。アルカリ度が高いので丁寧にすすぎましょう。

過炭酸ナトリウムで排水口もスッキリ！

排水口のヌルヌルや黒ずみの原因はカビや雑菌です。なので、排水口を塞いでお湯を注いで過酸化ナトリウムを入れ、放置しておくだけでびっくりするほど綺麗になります。

キッチンの排水口は少し複雑な構造です。まずゴミ受け（排水バスケット）があり、その下に排水トラップという水たまりと、それを覆うカバーがありますよね。これが下水の臭いや虫の侵入を防いだりするのですが溜まった水には雑菌が繁殖しやすくなっています。
ゴミ受けやカバーは外して洗うことができますが、内側を洗うのは難しいものです。
そこで週に一度ぐらいは、排水口にお湯をためて漂白と除菌をしたいものです。

過炭酸ナトリウムで洗濯槽の汚れ取り

洗濯機に50～60℃位のお湯をいっぱいにためてカップ２の過酸化ナトリウムを溶かします。洗濯機を1～2分回すと汚れが浮き上がってくるので、網などですくって下さい。5時間以上放置したらクエン酸を柔軟剤ポケットに入れて、洗濯コースで運転すれば終わりです。

過炭酸ナトリウムを使う時のNGな事・注意点

過炭酸ナトリウムを使用するときに、NGなことや注意点は、毛や絹、革製品の素材にはタンパク質を分解してしまうため使えません。草木染など色落ちしやすい布製品の漂白にも使えません。畳やアルミの掃除も向いていません。
アルカリが強いので手荒れしやすいのでゴム手袋などを着用して下さい。
眼などに入ったらすぐに水で洗い流して下さい。

水温が低いと発生する活性酸素も少なくなって、汚れを落とす効果が減少してしまいます。なるべくお湯で洗うといいでしょう。

ネット通販はもちろんですが、普通にスーパーマーケットや薬局、ダイソー、セリアなどでも購入できます。価格もお店によっては数百円からで買いやすい値段となっています。

⇓ちなみにこちらはダイソーで購入した過炭酸ナトリウムです。

気になった方は気軽に試せますので参考にして下さいね( ´∀｀ )。