印鑑のアタリ(さぐり)は自分で後付けすることが可能です。市販のシールや突起物を使って簡単に取り付けられます。
以下に詳しく解説します:
「アタリ」=「さぐり」とは何か?

印鑑の側面に付ける目印で、印面の上下(苗字や名前の上下)を指先で判別するためのものになります。ハンコを押す時に印面の向きを確認しやすくなり、斜めや逆向きに捺してしまうミスを防ぐことができます。
「アタリ」は一般的な呼び方で、業界用語や専門的には「さぐり」と呼ばれることがあります。ちなみに私がハンコ店で働いていた時は「さぐり」と呼んでいましたよ。
アタリ=さぐりの有り無しとその意味について

・認印や仕事用印鑑には便利なため付いていることが多いです。
・一方で、実印や銀行印などの重要な印鑑には付けないことが一般的です。
・「印鑑=自分の分身」と考えられることもあり、アタリを付ける=(傷をつける)という考え方で縁起が悪いとされるためアタリを付けない選択をする人もいます。
・また、契約などで印鑑を押す前に上下を確認することで「本当に押してよいか」を再確認する時間を持てるという意味もありますよ。
なぜ「さぐり」とも呼ばれるのか?
・「さぐり」は指先で“探る”ようにして上下を確認するという意味合いから来ています。
・暗い場所や急いでいるときでも、目視せずに上下を判断できるようにした便利な工夫とも言えます。
形状としては主に3種類あります。
・シールや印刷による目印
・突起物(石や金属など)を埋め込んだもの
・側面に彫られた溝
自分でアタリ(サグリ)を後付けする方法
実際私が試したのはシールでしたよ。

1. シールを使う方法(最も手軽)
・100均などで売っている丸型シールやラインストーンを使用。
・印鑑の側面の上部に貼るだけでアタリとして機能します。
・剥がれやすいので、定期的な確認が必要です。
2. 突起物を接着する方法
・小さな天然石(ローズクォーツなど)やプラスチック製のポッチを接着剤で貼り付ける。
よりしっかり固定でき、見た目も高級感が出ます。
3. 溝を彫る方法
・印鑑の側面に小さな溝を彫ることでアタリを作る。
専用工具が必要で、失敗すると印鑑を傷つける可能性があるため、専門業者に依頼するのが安全です。
注意点
・実印や銀行印などの重要な印鑑には慎重に行った方が良いでしょう。アタリを付けることで印鑑の価値や美観を損なうと考える人もいます。また高額な印鑑をお持ちの方はより気を使いますね。
・印材に適した接着剤を使わないと印鑑が変色したり劣化する恐れがあります。
・アタリ(さぐり)の位置は正確さが求められます。必ず印面の「上」に取り付けること。間違えると逆効果になります。
アタリ付き印鑑を購入する選択肢もおすすめ
・オーダーメイドで天然石や金属製のアタリを埋め込んだ印鑑を作ってくれるショップもあります。最初からアタリ付きの印鑑を選ぶと、見た目も美しく耐久性も高いです。
・必要に応じて、自作か専門店の利用かを選ぶと良いですね。印鑑の用途(認印か実印か)によっても判断が分かれますね。
「アタリ」と「さぐり」は言葉の違いだけで、機能や目的は同じです。
用途や価値観に応じて使い分けるのが良いですね。
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